君の事好きになっても良いですか


*琴音*

5月に入り、来週にはとうとう中間テストが
始まる。
私はあれから理央君と2人で出かける
約束した3日後に理央君から電話が
あり、中間テストが終わった週の土曜日に
出かける提案をされ、私はOKを出した。
今日は、中間テスト前の最後休日の日曜日
今日の私の予定は私の家で
千歌ちゃんと晃でテスト勉強をする事になった。

晃と千歌ちゃんが家に来るのは
13時、2人ともお昼は済ませてくる
そうなので、15時のおやつ用として
私は朝9時からシフォンケーキを作っていた。


「おはよー。」



「お母さん、おはよう♪」



「ん?琴音、何作ってるの?」


「シフォンケーキだよ♪」



「お母さんの分も1個取っておいて。」



「もちろん!」
「あっ、お母さん今日友達と久しぶりに」
「会うんでしょ?」



「そうよ。」
「2年振りかしら、早く支度済ませないと!」


そう言って、お母さんは自分の部屋に戻って
行った。

シフォンケーキは、
下準備しておいたオーブンで焼くだけ。
今日のシフォンケーキは紅茶味に
してみた。
私はふと、オーブンに生地を入れながら
理央君の顔がよぎった。

「理央君にも食べて欲しかったなぁ…。」


私はいつの間にかそう呟いていた。


「えっ!///」
「私、なに理央君の事ばっか考えてんの!?」

私は顔を左右に振りながら無理やり
理央君の顔を頭から消し去った。

ここ最近の私…変だよ。
理央君の事思い出す度に胸がキューって
なる。
3日前千歌ちゃんと夏奈ちゃんと
学校帰りにカフェ行った時、
この不思議な気持ちを相談すると
2人ともニヤニヤと微笑んでいた。
結論、2人とも答えは教えてくれなくて…
「私達が答えを出す訳にはいかない、」
「これは琴音ちゃんが自分で気付かないと」
「いけない問題だよ」
って言われてしまった。
2人ともその答えを出す手助けはしてくれると
は言ってくれているのだけど、
どうやって手助けしてくれるのかは
教えてはくれなかった。

夏奈ちゃんは、私が理央君と出かける日の
朝いちに夏奈ちやんの家に来るように言われた。
その際に服は可愛くオシャレしてきてねと
言われたので当日はお気に入りのお洋服で
行くつもりだ。

そんなやり取りを思い出していたら
シフォンケーキも焼き終わり、
紅茶味のシフォンケーキをカットしていく。
そしてお母さんの分は別のお皿に移し終わった。


「琴音、お母さん帰り遅くなるから」
「夜ご飯は適当に家にある物で食べてね。」
「後、千歌ちゃんと晃君によろしくね。」



「うん、わかった言っておくね!」
「お母さん、楽しんできてね。」
「行ってらっしゃい。」



「行ってきます。」


私はお母さんを見送った後、
時間まで自分の部屋を片付けて
から青空ワールドのアニメを観返した。




琴音 side 終わり