*理央*
4月中旬の放課後。
教室を出ると、
昼間の暖かさがまだ廊下に残っていた。
千歌ちゃんと遥陽はそれぞれ部活へ、
晃は委員会の集まりがあると言って、
今日の集まりは、俺と琴音と夏奈の
3人になった。
俺と夏奈は琴音がいる、白鷺駅に
向かう為、遥陽と別れ白鷺駅に
急いだ。
白鷺駅に向かってる道中、
夏奈がふと口に出す。
「ねぇ、理央……。」
「私、晃君の事諦めようと思う。」
「晃が琴音の事諦めてないから?」
「うん……」
「だって、晃君きっと琴音ちゃんの事」
「ずっと好きなままだと思う。」
「晃君がこの前言ってたの。」
「琴音の想いはそんな簡単には」
「消えないし、片想いは今始まった」
「事じゃないからだって。」
「そんなの聞かされちゃったら、」
「私、もう待てないもん。」
「晃君の決意は相当固いと思う。」
「そっか……。」
「それを、俺も晃の行動や言語で」
「琴音の事まだ好きすぎてるのは」
「目に見えてわかるけど、」
「俺だって一生琴音を手放す事は」
「しないし、晃に譲る気なんて」
「全くないから。」
「だけど、晃の気持ちは本人がそれで」
「良いなら良いと思う。」
「だけど、晃の気持ちが大きくなりすぎて」
「琴音を泣かせたりしたら話しは別だけど。」
「てか、夏奈はそれで本当に良いの?」
「後悔はしない?」
「琴音ちゃんは、私にとっても大事な」
「友達だし、もし晃君が想いが強すぎて」
「琴音ちゃんに一線越えた行動とか取りそう」
「なら、私は止める。」
「だって、理央も琴音ちゃんも辛い思いに」
「なるじゃん。」
「私は、後悔しないよ。」
「逆に先が見えない恋をする方が、」
「私にとっては辛いからね。」
「夏奈がそう決めたなら、」
「俺は次の恋がうまくいくように」
「全力で応援するよ。」
「理央、ありがとう!」
夏奈は話した事でスッキリしたのか、
さっきまでの暗い表情がどこか飛んだみたいに
イキイキしていた。
理央 side 終わり
私と理央は、琴音ちゃんと白鷺駅前で合流し、
白鷺駅前のファーストフード店に来店した。
店内は放課後の白鷺高校の生徒がにぎわっていて、
制服姿のまま笑っている人、参考書を広げている人、
それぞれの時間が重なり合っている。
私たちは窓際の席に座り、トレーを並べた。
夏奈
「じゃーん!」
私は、カバンに入れてたスマホを
テーブルの上に置き、
旅行サイトを開いて見せる。
この前みんなで集まった際に、
ゴールデンウィークにみんなで
旅行に行こうと話しが出て、
今日はその計画を立てる集まりで
ある。
夏奈
「ねぇ、琴音ちゃんと理央!」
「ここ、めっちゃ綺麗じゃない?」
「ほら、海あるよ!」
「ここなんか夜景もあるし、」
「温泉もあるっぽいよ!」
矢継ぎ早に出てくる夏奈ちゃんの情報に、
私は思わず笑ってしまう。
琴音
「夏奈ちゃん、調べるの早すぎ(笑)」
夏奈
「任せて!!こういうの好きだから」
「凄く得意なの!」
得意げに言う彼女の声は明るくて、
理央も横で”頼もしいなぁ”
と感心したように笑っていた。
夏奈
「一泊二日だし、移動は電車かな。」
「朝早いのは無理だよ?」
理央
「分かってるって。」
「そこ、隣の県だから、」
「昼前出発でいいじゃない?」
理央はそう言いながら、
私の方をちらっと見る。
理央
「琴音、行きたいとこある?」
琴音
「綺麗な景色を……写真で撮れるところかな。」
理央
「だと思った!」
即答されて、私は頬を膨らませる。
琴音
「いいじゃん!」
理央
「いいよ。むしろいっぱい撮ろ!」
そんな何気ないやり取りが、くすぐったくて楽しい。
夏奈ちゃんは、
そんな私達の様子を見て、くすっと笑った。
夏奈
「ほんと仲いいよね♪」
琴音
「……そうかな///。」
夏奈
「そうだよ♪」
「琴音ちゃん幸そうでが良かった。」
理央
「俺と琴音はずっと幸せだもんな。」
理央はさらっと言って、
夏奈ちゃんのポテトを一本取る。
夏奈
「ちょっと!」
理央
「いいじゃん、一泊二日だし(笑)。」
意味の分からない言い訳に、三人で笑った。
4月中旬の放課後。
教室を出ると、
昼間の暖かさがまだ廊下に残っていた。
千歌ちゃんと遥陽はそれぞれ部活へ、
晃は委員会の集まりがあると言って、
今日の集まりは、俺と琴音と夏奈の
3人になった。
俺と夏奈は琴音がいる、白鷺駅に
向かう為、遥陽と別れ白鷺駅に
急いだ。
白鷺駅に向かってる道中、
夏奈がふと口に出す。
「ねぇ、理央……。」
「私、晃君の事諦めようと思う。」
「晃が琴音の事諦めてないから?」
「うん……」
「だって、晃君きっと琴音ちゃんの事」
「ずっと好きなままだと思う。」
「晃君がこの前言ってたの。」
「琴音の想いはそんな簡単には」
「消えないし、片想いは今始まった」
「事じゃないからだって。」
「そんなの聞かされちゃったら、」
「私、もう待てないもん。」
「晃君の決意は相当固いと思う。」
「そっか……。」
「それを、俺も晃の行動や言語で」
「琴音の事まだ好きすぎてるのは」
「目に見えてわかるけど、」
「俺だって一生琴音を手放す事は」
「しないし、晃に譲る気なんて」
「全くないから。」
「だけど、晃の気持ちは本人がそれで」
「良いなら良いと思う。」
「だけど、晃の気持ちが大きくなりすぎて」
「琴音を泣かせたりしたら話しは別だけど。」
「てか、夏奈はそれで本当に良いの?」
「後悔はしない?」
「琴音ちゃんは、私にとっても大事な」
「友達だし、もし晃君が想いが強すぎて」
「琴音ちゃんに一線越えた行動とか取りそう」
「なら、私は止める。」
「だって、理央も琴音ちゃんも辛い思いに」
「なるじゃん。」
「私は、後悔しないよ。」
「逆に先が見えない恋をする方が、」
「私にとっては辛いからね。」
「夏奈がそう決めたなら、」
「俺は次の恋がうまくいくように」
「全力で応援するよ。」
「理央、ありがとう!」
夏奈は話した事でスッキリしたのか、
さっきまでの暗い表情がどこか飛んだみたいに
イキイキしていた。
理央 side 終わり
私と理央は、琴音ちゃんと白鷺駅前で合流し、
白鷺駅前のファーストフード店に来店した。
店内は放課後の白鷺高校の生徒がにぎわっていて、
制服姿のまま笑っている人、参考書を広げている人、
それぞれの時間が重なり合っている。
私たちは窓際の席に座り、トレーを並べた。
夏奈
「じゃーん!」
私は、カバンに入れてたスマホを
テーブルの上に置き、
旅行サイトを開いて見せる。
この前みんなで集まった際に、
ゴールデンウィークにみんなで
旅行に行こうと話しが出て、
今日はその計画を立てる集まりで
ある。
夏奈
「ねぇ、琴音ちゃんと理央!」
「ここ、めっちゃ綺麗じゃない?」
「ほら、海あるよ!」
「ここなんか夜景もあるし、」
「温泉もあるっぽいよ!」
矢継ぎ早に出てくる夏奈ちゃんの情報に、
私は思わず笑ってしまう。
琴音
「夏奈ちゃん、調べるの早すぎ(笑)」
夏奈
「任せて!!こういうの好きだから」
「凄く得意なの!」
得意げに言う彼女の声は明るくて、
理央も横で”頼もしいなぁ”
と感心したように笑っていた。
夏奈
「一泊二日だし、移動は電車かな。」
「朝早いのは無理だよ?」
理央
「分かってるって。」
「そこ、隣の県だから、」
「昼前出発でいいじゃない?」
理央はそう言いながら、
私の方をちらっと見る。
理央
「琴音、行きたいとこある?」
琴音
「綺麗な景色を……写真で撮れるところかな。」
理央
「だと思った!」
即答されて、私は頬を膨らませる。
琴音
「いいじゃん!」
理央
「いいよ。むしろいっぱい撮ろ!」
そんな何気ないやり取りが、くすぐったくて楽しい。
夏奈ちゃんは、
そんな私達の様子を見て、くすっと笑った。
夏奈
「ほんと仲いいよね♪」
琴音
「……そうかな///。」
夏奈
「そうだよ♪」
「琴音ちゃん幸そうでが良かった。」
理央
「俺と琴音はずっと幸せだもんな。」
理央はさらっと言って、
夏奈ちゃんのポテトを一本取る。
夏奈
「ちょっと!」
理央
「いいじゃん、一泊二日だし(笑)。」
意味の分からない言い訳に、三人で笑った。


