「千歌ちゃんーお昼食べよ。」
私は昼休み、千歌ちゃんの席まで
自分のお弁当を持って行った。
いつもは晃の席で千歌ちゃんと一緒に
行って3人で食べるのだけれど、
あいにく今日、晃は風邪でお休みである。
だから私は千歌ちゃんの席に行って
食べようと行ったのだけれど
千歌ちゃんの前の席の鮎川君が席に座っていた。
鮎川君とは何回か話した事があり、
とても気さくなサッカー少年。
女子に密かに人気があり、よく鮎川君の
良い噂は聞く。
「小川、もう俺ここ離れるから」
「俺の席座って良いよ。」
「鮎川君ありがとう!」
「助かる!」
私はそう言って鮎川君に笑顔を作って
お礼の言葉を言った。
すると、鮎川君の頬は急にほんのり
赤く染まって下を向いた。
「鮎川君大丈夫!?」
「えっ!///なにが!?」
「顔、急にちょっとだけ赤いよ?」
「風邪?」
「私のところで千歌ちゃんと食べるから」
「席いいよ譲ってくれなくて。」
「だだだ大丈夫!」
「風邪とかじゃないから。」
「こっちの問題だから、」
「小川は気にしないで俺の席使って。」
「それなら良いのだけど……」
「鮎川君ありがとう、ごめんね。」
「食べたらすぐどくから。」
「昼休み中俺、他のクラスにいるから」
「慌てなくて良いからね。」
「それじゃ!」
そう言って鮎川君は教室を出てしまった。
「千歌ちゃん、鮎川君大丈夫かな?」
「鮎川君は大丈夫だよ。」
「きっと別の意味では大丈夫ではなかった」
「のだろうけどね(笑)」
「別の意味ってなに?」
「それは私からは言えない(笑)」
「まぁ鮎川君にとっては嬉しい」
「出来事だったんじゃない?」
「そうなら良いんだけど。」
私と千歌ちゃんはお弁当を机に広げた。
私は毎日ではないけれど、お母さんが
夜勤の時は私は自分のお弁当を作ることに
している。
「琴音ちゃん今日は自分で作ったの?」
「うん!」
「昨日、お母さん夜勤だったから。」
「見て!卵焼き上手に出来たんだ♪」
「琴音ちゃんはえらいよね!」
「お母さん思いの超優しい子!」
「あっ、すごい!卵焼きめっちゃきれい!」
「ふわふわで美味しそう。」
「食べる?♪」
「食べたい!」
「どうぞー♪」
「美味しい!ほんのり甘くて私の好きな味!」
「良かった♪」
「私も卵焼きは甘党なの♪」
「んで?琴音ちゃん何か私に」
「相談したい事あるんじゃないの?」
「えっ!?」
「なんでわかんの?!」
「ソワソワしてる時の琴音ちゃんは」
「何か相談事がある時だもん(笑)」


