晃の視界に、
その動きがはっきり映る。
……そう来るか。
まぁ、そこしか席空いてないもんな。
俺は何も言わず、
視線をメニューへ落とした。
メニューを見ながらさっきの
理央の表情をがフラッシュバックする。
彼氏だから譲らないって表情だった。
そんなのわかってる。
だけど……仕方ないだろ……好きで
どうしようもないんだよ。
私は少し戸惑いながらも、
2人の間でメニューを開く。
琴音
「えっと……何にする?」
メニューを開いたまま、
私は左右の気配を意識してしまう。
右には晃、左には理央。
距離が近すぎて、ちょっと息が詰まる。
理央はメニューをちらっと見ただけで、
すぐに私の方へ体を寄せてきた。
理央
「琴音、外寒かっただろ。」
「さっきからまだ手、冷たい。」
そう言って、自然な動作で私の手を包み込む。
琴音
「……っ、り、理央……?」
みんやの存在を意識して、
声が小さくなる。
理央はそれに気づいたのか、
少しだけ意地悪そうに笑って言う。
理央
「何?俺が触るの、嫌?」
琴音
「ち、違うよ……」
否定すると、
理央は満足そうに指を絡めてくる。
完全に恋人繋ぎ。
……見せつけてる。
そう分かるくらい、堂々と。
晃の視線がこちらに向いたのを、
私は見逃さなかった。
晃
「……メニュー、決まった?」
低い声。
感情を抑えたような、
でもどこか硬い……晃の機嫌が良くない。
昔から知ってるから、機嫌悪い時良い時など
わかる。
琴音
「ま、まだ……決めてない。」
晃は少し身を乗り出し、
私のメニューを覗き込む。
ちっ!近い!
晃
「これ、前好きって言ってなかったっけ?」
琴音
「あっうん、それ……ね。」
「ってか……晃……ちょっ」
昔の会話を、当たり前のように覚えている。
その距離の近さに、私は一瞬だけ言葉に詰まる。
すると――
理央
「へぇ、さすがおさ幼なじみ。」
明るい声だけど、明らかに牽制な
態度で理央が割り込んできた。
理央
「でも琴音、最近それより」
「こっちの方が好きだろ?」
そう言って、理央は私が指差していた別の
メニューをトントンと叩く。
琴音
「理央、凄い……私がさりげなく言った事」
「……よく覚えてるね。」
理央
「彼氏だから、当然じゃん。」
即答……理央の甘い声……
隣で言い切られて、顔が熱くなる。
その動きがはっきり映る。
……そう来るか。
まぁ、そこしか席空いてないもんな。
俺は何も言わず、
視線をメニューへ落とした。
メニューを見ながらさっきの
理央の表情をがフラッシュバックする。
彼氏だから譲らないって表情だった。
そんなのわかってる。
だけど……仕方ないだろ……好きで
どうしようもないんだよ。
私は少し戸惑いながらも、
2人の間でメニューを開く。
琴音
「えっと……何にする?」
メニューを開いたまま、
私は左右の気配を意識してしまう。
右には晃、左には理央。
距離が近すぎて、ちょっと息が詰まる。
理央はメニューをちらっと見ただけで、
すぐに私の方へ体を寄せてきた。
理央
「琴音、外寒かっただろ。」
「さっきからまだ手、冷たい。」
そう言って、自然な動作で私の手を包み込む。
琴音
「……っ、り、理央……?」
みんやの存在を意識して、
声が小さくなる。
理央はそれに気づいたのか、
少しだけ意地悪そうに笑って言う。
理央
「何?俺が触るの、嫌?」
琴音
「ち、違うよ……」
否定すると、
理央は満足そうに指を絡めてくる。
完全に恋人繋ぎ。
……見せつけてる。
そう分かるくらい、堂々と。
晃の視線がこちらに向いたのを、
私は見逃さなかった。
晃
「……メニュー、決まった?」
低い声。
感情を抑えたような、
でもどこか硬い……晃の機嫌が良くない。
昔から知ってるから、機嫌悪い時良い時など
わかる。
琴音
「ま、まだ……決めてない。」
晃は少し身を乗り出し、
私のメニューを覗き込む。
ちっ!近い!
晃
「これ、前好きって言ってなかったっけ?」
琴音
「あっうん、それ……ね。」
「ってか……晃……ちょっ」
昔の会話を、当たり前のように覚えている。
その距離の近さに、私は一瞬だけ言葉に詰まる。
すると――
理央
「へぇ、さすがおさ幼なじみ。」
明るい声だけど、明らかに牽制な
態度で理央が割り込んできた。
理央
「でも琴音、最近それより」
「こっちの方が好きだろ?」
そう言って、理央は私が指差していた別の
メニューをトントンと叩く。
琴音
「理央、凄い……私がさりげなく言った事」
「……よく覚えてるね。」
理央
「彼氏だから、当然じゃん。」
即答……理央の甘い声……
隣で言い切られて、顔が熱くなる。


