晃
「……おめでとう。」
声は静かに広がった。
俺は、琴音と理央の顔を見る。
幸せそうな顔してる……。
俺にはそんな顔見せた事ないよな。
晃
「2人共……」
「幸せそうだな。」
琴音の横を奪いたくなる
衝動を押さえる。
心グッとしまい込む。
遥陽
「まぁ、いずれはって思ってた。」
「理央、琴音ちゃんおめでとう。」
遥陽は俺の右肩を軽く3回叩く。
短いけど、真っ直ぐな言葉に
ウルッと涙腺にくる。
報告が終わり、
リビングに私達は移動して
お菓子とジュースを食べる事にする。
お菓子の袋を開ける音、
氷の入ったグラスの音がみんなを
楽しませてくれてるような気がした。
夏奈
「改めてだけど、」
「本当に琴音ちゃんおめでとう♪」
夏奈ちゃんが笑顔いっぱいで
心から言ってくれるのが身体に
染み渡っていく。
琴音
「夏奈ちゃん~ありがとう!」
そう言った時、
横に座っる
理央君が近付いて来て、肩が触れる。
それだけで、
家の景色がガラッと変わるくらい、
ふわふわなシャボン玉が飛んでる世界に
行ったみたいに、私の心臓は浮いた
感覚になってしまう。
こういう何でもない時間が
一番緊張する。
恋人として琴音ちゃんの横に座り、
肩が触れる。
緊張が止まない。
ちょっと近付きすぎたと反省。
……っと。
ふと俺は目の前の遥陽と千歌ちゃんの視界に
入った。
千歌
「ねぇ、遥陽。」
千歌ちゃんは当たり前のように
遥陽の腕を引っ張る。
遥陽
「千歌、何?」
千歌
「さっきから私の」
「オレンジジュース減るの早くない?」
遥陽
「違うし。」
「俺、ひと口頂戴って言ったじゃん。」
遥陽は自分のコーラが入った、
グラスを千歌ちゃんに差し出す。
遥陽
「ほら、はい。」
千歌
「遥陽……優しい。」
そう言って千歌ちゃんは遥陽の
グラスに唇を当てひと口飲む。
夏奈
「はい、はい(笑)」
「私は見慣れてますよ(笑)」
私は目のやり場に困った。
見てるこっちが恥ずかしくなる。
付き合うと……あぁなるんだ。
無意識に、理央君を見てしまった。
理央君は、少し困ったような顔して
微笑む。
遥陽
「千歌。」
「髪、グラスに付くから邪魔。」
そう言って遥陽君は自然に
千歌ちゃんの耳に髪を引っ掛ける。
千歌
「……自分でできるよ。」
遥陽
「俺がやった方が早かったから。」
千歌ちゃんは照れた顔で、遥陽を
見つめて……言う。
千歌
「……遥陽、ありがとう。」
晃
「お前ら、相変わらずだな(笑)」
遥陽と千歌ちゃん、距離近すぎ。
正直、こんな堂々と出来る遥陽が
羨ましい。
俺は隣りの琴音ちゃんに目線を落とす。
琴音ちゃんは目のやり場に困りながらも、
2人の事を微笑ましい笑顔で見ている。
千歌ちゃんがそんな琴音ちゃんの
姿を見て、ニヤッと何か企んだ表情をする。
すると……
千歌
「ねえ!琴音ちゃん!」
琴音
「なっ……何?」
千歌
「もう、理央君と恋人繋ぎした?」
琴音
「……っつ!ゲホゲホッ」
私の口に含んだオレンジジュースが
一気に口から飛び出しそうなのを
必死に飲み込みむせる。
ちっ……千歌ちゃん!?
いきなり何を言うの!?
俺も、一瞬体が固まる。
千歌ちゃんが突然暴走した。
俺だけでも冷静にならないと……
理央
「琴音ちゃん大丈夫!?」
千歌
「ごっごめん!飲んでる途中に。」
琴音
「繋ぎ……ました///。」
私は、正直に答える。
チラッと理央君を見ると、
理央君は、照れながらどこか
嬉しそうな柔らかな笑顔に
なっていた。
千歌
「よし♪」
「素直でよろしい♪」
夏奈
「理央と琴音ちゃんの」
「報告会なのに、」
「千歌ちゃんの恋愛講座始まってる(笑)」
遥陽
「まぁ、」
「ダブルデートでも今度してみるか。」
千歌
「うん!うん!」
ダブルデート……。
私はその言葉を想像して、
胸が少しはしゃいでるのがわかる。
理央君が、私にだけ聞こえるように
囁く。
理央
「俺らのテンポで徐々に」
「深めて行こうな。」
理央君の言葉が、
すごく理央君らしい優しさを
感じて私は小さく頷く。
すると、柔らかい笑みを
理央君は私に見せてくれた。
恋人になった翌日、
変わらないみんなとの会話。
理央君と私の変わったり距離。
千歌ちゃんと遥陽君のイチャつきが
まだ慣れないけれど、
これからもみんなとこんな風に
楽しく過ごせたならと心の中で思った。
そして、理央君と恋人になった今……
私はこの先も理央君の事を何度も何度も
好きが積もっていくのだと思った。
第12話 琴音の答え
END
「……おめでとう。」
声は静かに広がった。
俺は、琴音と理央の顔を見る。
幸せそうな顔してる……。
俺にはそんな顔見せた事ないよな。
晃
「2人共……」
「幸せそうだな。」
琴音の横を奪いたくなる
衝動を押さえる。
心グッとしまい込む。
遥陽
「まぁ、いずれはって思ってた。」
「理央、琴音ちゃんおめでとう。」
遥陽は俺の右肩を軽く3回叩く。
短いけど、真っ直ぐな言葉に
ウルッと涙腺にくる。
報告が終わり、
リビングに私達は移動して
お菓子とジュースを食べる事にする。
お菓子の袋を開ける音、
氷の入ったグラスの音がみんなを
楽しませてくれてるような気がした。
夏奈
「改めてだけど、」
「本当に琴音ちゃんおめでとう♪」
夏奈ちゃんが笑顔いっぱいで
心から言ってくれるのが身体に
染み渡っていく。
琴音
「夏奈ちゃん~ありがとう!」
そう言った時、
横に座っる
理央君が近付いて来て、肩が触れる。
それだけで、
家の景色がガラッと変わるくらい、
ふわふわなシャボン玉が飛んでる世界に
行ったみたいに、私の心臓は浮いた
感覚になってしまう。
こういう何でもない時間が
一番緊張する。
恋人として琴音ちゃんの横に座り、
肩が触れる。
緊張が止まない。
ちょっと近付きすぎたと反省。
……っと。
ふと俺は目の前の遥陽と千歌ちゃんの視界に
入った。
千歌
「ねぇ、遥陽。」
千歌ちゃんは当たり前のように
遥陽の腕を引っ張る。
遥陽
「千歌、何?」
千歌
「さっきから私の」
「オレンジジュース減るの早くない?」
遥陽
「違うし。」
「俺、ひと口頂戴って言ったじゃん。」
遥陽は自分のコーラが入った、
グラスを千歌ちゃんに差し出す。
遥陽
「ほら、はい。」
千歌
「遥陽……優しい。」
そう言って千歌ちゃんは遥陽の
グラスに唇を当てひと口飲む。
夏奈
「はい、はい(笑)」
「私は見慣れてますよ(笑)」
私は目のやり場に困った。
見てるこっちが恥ずかしくなる。
付き合うと……あぁなるんだ。
無意識に、理央君を見てしまった。
理央君は、少し困ったような顔して
微笑む。
遥陽
「千歌。」
「髪、グラスに付くから邪魔。」
そう言って遥陽君は自然に
千歌ちゃんの耳に髪を引っ掛ける。
千歌
「……自分でできるよ。」
遥陽
「俺がやった方が早かったから。」
千歌ちゃんは照れた顔で、遥陽を
見つめて……言う。
千歌
「……遥陽、ありがとう。」
晃
「お前ら、相変わらずだな(笑)」
遥陽と千歌ちゃん、距離近すぎ。
正直、こんな堂々と出来る遥陽が
羨ましい。
俺は隣りの琴音ちゃんに目線を落とす。
琴音ちゃんは目のやり場に困りながらも、
2人の事を微笑ましい笑顔で見ている。
千歌ちゃんがそんな琴音ちゃんの
姿を見て、ニヤッと何か企んだ表情をする。
すると……
千歌
「ねえ!琴音ちゃん!」
琴音
「なっ……何?」
千歌
「もう、理央君と恋人繋ぎした?」
琴音
「……っつ!ゲホゲホッ」
私の口に含んだオレンジジュースが
一気に口から飛び出しそうなのを
必死に飲み込みむせる。
ちっ……千歌ちゃん!?
いきなり何を言うの!?
俺も、一瞬体が固まる。
千歌ちゃんが突然暴走した。
俺だけでも冷静にならないと……
理央
「琴音ちゃん大丈夫!?」
千歌
「ごっごめん!飲んでる途中に。」
琴音
「繋ぎ……ました///。」
私は、正直に答える。
チラッと理央君を見ると、
理央君は、照れながらどこか
嬉しそうな柔らかな笑顔に
なっていた。
千歌
「よし♪」
「素直でよろしい♪」
夏奈
「理央と琴音ちゃんの」
「報告会なのに、」
「千歌ちゃんの恋愛講座始まってる(笑)」
遥陽
「まぁ、」
「ダブルデートでも今度してみるか。」
千歌
「うん!うん!」
ダブルデート……。
私はその言葉を想像して、
胸が少しはしゃいでるのがわかる。
理央君が、私にだけ聞こえるように
囁く。
理央
「俺らのテンポで徐々に」
「深めて行こうな。」
理央君の言葉が、
すごく理央君らしい優しさを
感じて私は小さく頷く。
すると、柔らかい笑みを
理央君は私に見せてくれた。
恋人になった翌日、
変わらないみんなとの会話。
理央君と私の変わったり距離。
千歌ちゃんと遥陽君のイチャつきが
まだ慣れないけれど、
これからもみんなとこんな風に
楽しく過ごせたならと心の中で思った。
そして、理央君と恋人になった今……
私はこの先も理央君の事を何度も何度も
好きが積もっていくのだと思った。
第12話 琴音の答え
END


