君の事好きになっても良いですか


*琴音*

私、小川琴音(16歳)は今日から電車通学になる。
今日から高校2年生。

私の父は私が小学校3年生の時に、
病気で他界した。
母は父が残した一軒家で私をここまで
育ててくれた。
だけど、2人で一軒家は勿体ないと母は
思い、一軒家を売って新しい賃貸マンションに
引越しを決め私は今日から電車通学になった。
前の家は、学校から徒歩30分で着く
すごく便利な位置であった。
それでも電車で言うなら1駅分はあると思う。
だけど、私は歩くの好きだったので徒歩で
幼なじみの篠崎晃と一緒に登校していた。



「琴音!」
「何もたもたしているの?」
「今日から電車通学なんだから」
「そんなゆっくりしてたら」
「遅刻するわよ?」
「起こしにきてくれる、」
「晃君もいないんだから。」



「うん!」
「もう、行くよ!」
「行ってきます!」



「行ってらっしゃい。」



私は急いで最寄り駅まで早歩きで歩いた。
何度かこの街には行った事があるから、
そこまで珍しくはないけれど、
やっぱりちょっと新鮮だなぁ。
この街には高校1年生の時に仲良くなった
親友の宮崎千歌ちゃんが住んでいて、
何度か千歌ちゃんの家に遊びに行った事が
ある。
今日からその千歌ちゃんと一緒に
通学する事になった。


私は最寄り駅の東中園に着き、
ホームに行くと千歌ちゃんが
待合室に座っていたので急いで
千歌ちゃんの所に向かった。



「千歌ちゃんおはよう!」


「琴音ちゃんおはよう!」
「もう少しで電車来るよ。」


「間に合って良かったよ(笑)」
「いつもみたいにのんびり準備」
「しちゃってバタバタしてたから(笑)」


「琴音ちゃんらしいね(笑)」
「そろそろ並んどこっか。」



「うん!」


私と千歌ちゃんは、いつも千歌ちゃんが
並んでる所に行き電車が来るのを待った。



「千歌ちゃん、いつもここに並んでるの?」



「そだよ」
「ここで乗った方が、降りた時に」
「階段が近いんだよ♪」



「そうなんだね!」
「今日から千歌ちゃんよろしくね!」



「こちらこそ!」
「あっ、琴音ちゃん髪にホコリみたいな」
「の付いてる(笑)」
「せっかくのツヤサラボブが台無しだよ(笑)」


そう言って千歌ちゃんはホコリを取ってくれた。




「ありがとう。」
「でもなんでホコリ付いたんだろ(笑)」
「不思議(笑)」


そんな事を話していると、
電車が来る時のアナウンスが流れ
私達は電車に乗った。

琴音side 終わり