「王子谷くんオススメの、長続きする方法とかない?」
「彼女の性格によりそうだけど…。うーん、ちゃんと愛情表現するとか?恋人間の不安因子は取り除くの、大事だと思う。彼氏が自分のこと好きかどうかって、1番不安だと思うし」
「なるほどね。どのくらいの頻度で言ってる?」
「毎日。思った時に伝えてる」
シノンは、はあ…と口をぽかんと開けている。
「学校1の顔面国宝は、言うことが違うや…」
「顔面国宝って、幼馴染と彼女しか言ってないと思ってた」
「いや、結構皆言ってるよ」
1番の衝撃なんだけど。
しかも学校1かい。
地域1じゃないんかい…いやなんでもない。
「次どうぞ」
「はーい」
遥人が上がってきて、俺のお風呂の番。
シャワーを浴びながら、沙夜ちゃんに会いたいなと考えていた。
さっきの諸注意の中に、部屋の中に異性を入れないことと、ホテル外に出るのは禁止だというのがあったが…まあ、破るのが高校生の醍醐味ってやつだ。
頭の中がもう、沙夜ちゃん沙夜ちゃんなんだよ。
近くにいるのに、イチャイチャできない。
少しだけ、許して…。
タオルで水気を取り、部屋着に着替えて、LINEを開く。
<さよちゃん、外行かない?>
少しすると、通知が鳴る。
<先生の言うことは守ろーね>
<沙夜ちゃんと会いたい>
<ロビーでいいじゃん>
<イチャイチャできない>
<お主の目的はそこか!>
<そーだよ>



