激甘な溺愛は警報級


全国民、無意識に敵に回したかもごめん。

俺、彼女お墨付きの、顔面国宝だから。

…もっとごめん。

なんでもないっす。


「初めて、こんなに夢中になった女の子だった。けどねー、シノンは2年で同じクラスになったから知らないと思うけど、今の沙夜ちゃんの感じになるまでまあ、大変だったんだ」

「詳しいことは知らないけど、風の噂は少し。別れたってデマ流れたよね、一時期」

「そう!それくらい荒れてた」

「でも、王子谷くんの愛情には力があったんでしょ。僕にも似たような力があればな。花鈴は、僕のことほんとに好きなのかよく分からなくなる」

「そうなの?」

「うん。首の皮一枚で繋がってて、いつ別れてもおかしくないんじゃないかって。正直、この修学旅行も、付き合ってる状態で来られると思ってなかったし」


あの塩対応な感じだと不安にもなるか。

浮気の心配は無さそうだけど、ずっと自分のこと好きでいてくれるのかって心配は常にありそう。

手放しに、大丈夫だよ!とは言えないかな。