激甘な溺愛は警報級


昼食後は旭山動物園で班行動。

とはいえ、ほぼクラス行動。

例年、旭山動物園に自由行動をぶちこむ生徒が多いようで、1日目の到着空港を旭川空港にしているらしい。

たまーに、ごくたまーに別の所に足を伸ばす班もいるらしいが、別にそれはそれでいいらしい。

しっかりと蒼井さんが点呼し、6人いるのを確認してチケットを購入。


班行動…。

よし。

沙夜ちゃんの手に、ちょんと触れる。

少し気を抜いていたらしく、びくりとしてこちらを見る。


「こっそり手、繋いじゃおっか」


そう囁いた。

彼女は頷いた。

恋人繋ぎで、沙夜ちゃんの手を取った。

俺は満足です。


最初6人で人気どころを回り、その後自由散策にして16時20分に出口付近に集合ということにしている。


ということで、最初はほっきょくぐま館。

大迫力のシロクマがあちこち泳ぎ回る。


「かわいー!」


器用に片手で写真を撮る沙夜ちゃん。


「手離す?」

「んーん、片手で大丈夫 」

「そう?」

「離したくないもん」


きゅーん…!


「いいな、王子谷くん」

「シノンどうした?」

「そんな堂々手繋げるなんて」

「あっ…ああ…」


まああの蒼井さんのことだ、これは校外学習です!って、手は繋いでくれないだろうな。