激甘な溺愛は警報級


そう思っていたら、急に暗い顔をした。


さすがに意地悪しすぎたかな。

ごめんって。

そう言おうとした時だった。


「誰とでもキスできるくせに」


本音がポロリと零れるように、沙夜ちゃんの口からその一言が出てきた。

それはまるで、浮気を責めるみたいだった。

勿論、こんな激カワ彼女がいて、浮気なんてするわけがない。


「誰とでもなんかしないよ。沙夜ちゃんとしか…」

「過去何人と、ハグしてキスして、それ以上のことしてきたの」


崖スレスレの所で、胸ぐら掴まれてるような気分だった。

確かに、元カノの話はしたことがない。

沙夜ちゃんに元カレがいないから話題になることもなくて。


「今まで5人彼女いたかな?小6の時1人、中1の時2人、中2と中3で各1人。だけど、どの子も3週間ともたなかったな。それで、俺から告白したわけでもない。誰かを夢中になって好きになったことなくて、まあそんなに言うなら…くらいで5人の告白をOKしてた」


告白自体はもっとされていたけど、その時はたまたま彼女がいたり、 、中3の受験前で勉強集中したい時期だったり、押しが強くなくてふーんで終わったりで、断っていた。