「沙夜ちゃん?」
目をこちらに向けてくれる。
「俺、何回謝っても謝り足りないことした。ごめんなさいと好きは、沙夜ちゃんに何度言っても足りない」
瞬きを時折するだけで、ほぼ無表情。
この手の話題は多分、されたくないんだろうな。
だけど逃げてもいられない。
「沙夜ちゃんの口から、聞きたいんだ。今後どうしたいのか。俺のことどう思ってるのか。聞くのは怖いよ、とても。でも俺の一任でどうこうするもんじゃないでしょ?恋人同士なんだから。カップルは、1人じゃ成立しない」
俺の目をちらりと見てから、目を伏せた。
何となく言おうかと思ったけど、やっぱ言いにくい。
といった感じだ。
「どうしたら言いやすくなるかな?」
「…穂華ちゃんに、聞けばいい」
「んー、だから沙夜ちゃん本人から聞かなきゃダメなんだ」
そんなに穂華は何でも知ってるのか。
沙夜ちゃんは穂華にそんなに信頼していて、俺に話せないことでも口を割るのか。
穂華は、口を割らせるのなかなか時間かかった的なこと言ってはいたけど、それでも俺よりはすんなり言ったんじゃないの。
嫉妬するわー。



