そろそろいいんじゃないかなって思ってる。
2月になりそうだ。
未だに、沙夜ちゃんからは避けられてるというか、なんというか。
バレンタイン、欲しいのに。
沙夜ちゃんからの特別なモノ。
市販のやっすいチョコでいい。
沙夜ちゃんから貰うっていうのが大事なんだ。
このままじゃ、貰えない…!
一緒にバレンタイン過ごすどころじゃなくなる。
沙夜ちゃんと穂華が話しているのを眺めていると、沙夜ちゃんが恐らくトイレに行った。
すると穂華が来る。
「ねえあんたさ、結構な数告白されてない?」
「げっ、なんでそれ…」
「校内の生徒全員知ってるレベルだけど」
そこまで知れ渡る必要は無かったのに…。
「返事できる限りは断ったけど?沙夜ちゃんいるもん。別れてないし、少なくとも俺から振ることはないし」
「そんなの当たり前でしょ。あんたが振る権利なんてあるかいな」
「あっはい、ごめんなさい」
穂華の圧に思わず謝罪する。
「え…待って、全校生徒知ってるレベルってことは沙夜ちゃんも…?」
「知ってる、というか知ってるどころか窓から校舎裏見てましたけど」
なぬー?!
疚しくはない。
だけど。
見られたくはなかったな…。



