今日の昼休みが1人校舎裏だ。
向かうと、俺を視界に入れたその子はぱあっと表情を明るくした。
三つ編みをした、他クラスの同級生らしい。
全然知らない子。
「あの…彼女と別れたって聞いて」
「うん、それデマだよ。別れてない。一方的に避けられてるだけ。でも俺はまだ彼女のこと好きだから、ごめんねって伝えに来ただけ」
「えっ…」
豆鉄砲を食らった鳩みたいな反応をされた。
「好きになってくれてありがとう。それは伝わったよ。でもごめん。好きな人がいます」
「…うん、分かった」
その子は小さい声でそう言って、走り去った。
分かるよ。
好きな人に受け入れてもらえない気持ち。
悲しいよね。
苦しいよね。
つらい…よ。



