激甘な溺愛は警報級


翌日、朝は駅に沙夜ちゃんいないし、昼休みだけじゃなくて放課後まで穂華に沙夜ちゃん取られるし、退屈な1日だった。

帰宅後、沙夜ちゃんにLINEしてみた。


<沙夜ちゃんと話したいよ…しょうもない話とかでもいいからさ>
<穂華と何話したの?>
<明日からは朝一緒に行こ?一緒にお昼食べよ!一緒に帰ろ!>


まだ18時。

だけど、彼女が寝るであろう23時になってもメッセージが返ってくることはなかった。


またまた翌日。

早めに駅に着いて待ち伏せしていると、沙夜ちゃんがやってくる。

あからさまに、げっ!という顔。

俺の目の前を素通りしていく。

いや完全に目合いましたよね?


追いかけると、彼女は走り出す。

さすがに脚力で負けませんよ?

手首を掴むと、


「やめてっ」


と、拒絶して振り払おうとする。

大人しく手を離した。


「俺の横、歩いてくれないの?」


怪訝な顔をした。

自分が何したか分かってんの?!

そう言いたそうに。


そうだよ、俺は最低な男だよ。

最低な、彼氏だよ。

彼女傷付けて泣かせるような。


もう、謝って、尽くして…あとは?

あとはどうすればいいの?

もう死んで詫びるくらいしか思いつかないよ。


そうこう考えてるうちに、沙夜ちゃんは前を歩いていた。

遅刻する!