「高校の前にバス停あるでしょ、あれ5分10分乗った所の病院で入院してるってさ。不織布マスクしてれば面会、最大30分可能だって」
「あー、マスクか」
リュックをガサガサしていると、個包装の不織布マスクが出てくる。
「よっしゃ、行ってくる!」
「あたしも行くし!抜け駆けすんなし!」
「えー」
「本気の嫌な顔すんなよ。顔見たらすぐ帰る」
「ふーん、そーう?」
穂華と2人で、病院に向かう。
受付を済ませて、病室へ足を運ぶ。
2人部屋のようだけど、運良く沙夜ちゃんしか入院していないようだ。
病室のドアをノックする。
息苦しくなるくらい緊張しながらも、ドアをそっと開ける。



