激甘な溺愛は警報級


放課後、穂華が俺の元にやってくる。


「はあー、やっと沙夜と連絡ついた」

「…うん」

「なによ、絃が1番元気無いんじゃないの?」

「5日くらい、ろくに食べてないし、ろくに寝てない」

「痩せたし隈もあるよ。顔面国宝なのに。逆に病人の沙夜に心配されるよ」

「心配なんかされないよ。どうせ俺の片想いだし」

「メンタルもやられてんのか…。え、沙夜に好きとか言われたり好意を示すような行動されたことないわけ?」

「ない」


横を歩いてくれるのも、手を繋いでくれるのも、ぎゅーを返されたのも、俺が言ったからだ。

彼女の好意で自らの意思でやってくれてることではない。

多分。

そこを自惚れられるほど、俺は好かれてる自信がない。


「で、何て?沙夜ちゃんからは」

「ああ…そうそう、それね。1月3日に風邪だーってなって、一昨日やべぇってなって入院したんだって」

「語彙力機能させてもらっていい?」

「とにかく、風邪拗らせて一昨日から入院してるらしい」

「病院どこ?面会行ける?」

「そう慌てんなって」


会いたい、その一心だった。