激甘な溺愛は警報級


参拝の番がきて、五円玉を入れてお参りする。

一生、可愛い沙夜ちゃんと一緒にいられますように!


沙夜ちゃんは何てお願いしたのかな?

俺といられるようにってお願いしてたらいいけどな。

してないか。

…はは。


参拝が終わり、屋台ゾーンに向かう。


「やばー、なんでも美味しそうに見える魔法だよこんなん」

「じゃがバタと、焼きそば食べたい」

「ああもう狙い定めてる感じか」


屋台を歩き回り、沙夜ちゃんは予め決めていた2つを買って、満足げ。

結局俺も沙夜ちゃんのステマで同じのを買っていた。


食べ終わっても、まだ時刻は11時。

このままバイバイもなんだか淡白。


「この後どうしよっか…」

「どこ行ったって混雑か、年末年始休業だよ」

「そうだよねぇ…」

「穂華ちゃんどうしてるかな、3人で…」

「嫌がらせ?」


沙夜ちゃんは首を傾げた。


「デート。だから、沙夜ちゃんと2人きりがいいの。何で、他の人呼ぶの?」


まだ付き合ってない時にやられたら分かる。

俺に気が無いんだなって。

カップルになってやられたら、さすがに傷付く。


「…穂華ちゃんと幼馴染じゃん。私も友達だし、共通の友人同士で会うの楽しいかなって思ったんだけど…」

「俺と2人、楽しくない?」

「そんなこと言ってない…」


ダメだ、大人げない。

カッコ悪…。

溜め息をついた。