皿洗いをする俺と、3歳になる娘の紗都と絵本を読む沙夜ちゃん。


「おしまい!」

「ねえねえママ?」

「ん?」

「なんでパパと結婚したの?」

「なんでって?」

「教えて教えてー!イケメンだから?」


3歳らしい問いかけに、俺は微笑ましいなと、手を拭きながら彼女達の元へ行く。


「優しくて、強くて、かっこいいからだよ」


結婚しても、沙夜ちゃんにとって俺はそういう存在なのかー。


「紗都も、パパみたいな人と結婚できるかなー?」

「げっ、紗都にはまだ早いよ」

「えー!紗都もパパみたいなイケメンと結婚したい!」

「あはは…」


幸せな時間は、沙夜ちゃんと共に。

そして、紗都と共に。


続いていくのであった。