俺といてくれなくなった。
別れたと校内で噂になった。
違う、別れたんじゃない!
約束したじゃないか、沙夜ちゃんと。
だけど、それを忘れたかのように、沙夜ちゃんは…央翔と過ごすようになった。
勉強を教えるだけじゃない。
俺としていたみたいに、一緒に登下校して、昼休みを共に過ごしているんだと思う。
最近は頭痛と不眠、イライラが止まらなくなった。
…分かってるよ、こんな男といたくないよな。
温厚で、イケメンな後輩と、いたいよな。
もしくは、好きだった先輩と…?
席替えして隣の席になった沙夜ちゃんが、近いのに遠い。
ねえ、こっち向いてよ。
俺を見て笑ってよ。
こっそり手、繋ごうよ。
央翔とか泱翔先輩じゃなくて、俺といて。



