一人っ子だから、周りに女性は母親くらいしかいない。
言ってることは文として理解はできるけど、ちゃんと内容を理解できてるかは怪しい。
「ざっくり言うと、女の子の日に心身共に振り回されてたから、ピル飲んでるってこと?」
「そうそうそう」
「だから…」
「うん、時間通り飲んでるし、飲み忘れもないし、吸収を妨げるようなこともないし、もしものことは確率的には1から2%未満だよ」
ふっと力が抜けた。
沙夜ちゃんを抱き締め、
「良かったぁ…!」
と声が出た。
「早く言ってよそれ…俺ずっと不安だったんだよ?」
「早く言ってたら、調子乗るでしょ絃くん」
「うっ」
図星つかれた。
「今後は、調子に乗らず、ちゃんとします」
「はい」
「約束ね、沙夜ちゃん」
「うん」



