激甘な溺愛は警報級


夕方になっても俺の体温は37,5℃で、うーんと悩む。

明日沙夜ちゃんが学校に行くのを寂しく見送って、ママさんの家事の手伝いでもするのか俺は。

もし沙夜ちゃんが、俺よりイケメンで優しくて面白くて背の高い男子生徒に声をかけられたら、あるいは外でナンパされたら、俺どうすればいい?

沙夜ちゃんそっち行くじゃん。

俺がいればちゃんと手は繋いでることで、彼氏だから男避けになるけどさ。

それに、この美貌が横にいたら、それ差し置いて声かける勇気はないでしょう!

ごめんなさい、調子乗りました!

てへっ!


「お母さんどうしよう、絃くん37,5℃だって」

「明日の朝の体温見て、学校行くか行かないか決めればいいじゃない」

「いやでもママさん、制服が…」

「あら、修学旅行の荷物そのまま持ってきてるんだから、制服あるでしょ?」


忘れてた…。

制服も、ペンポーチも、あるじゃん。

教科書は無いけど、他クラスになった明とか穂華とかから借りればいい。


「今晩もお世話になりますっ!」

「はーい」


ママさんが優しく笑う。


沙夜ちゃんが、30代40代になったら、こんな感じなのかな。

その頃も、俺は今のまま沙夜ちゃんLOVEで、ハグしてはキスしては、デレデレなんだろうな。