唇を重ねてきて、舌で俺の唇をこじ開ける。
絡ませ方は、見様見真似というか、俺のやり方思い出しながらなんだろうけど、まあ下手っぴ。
それがまた初々しくて、可愛すぎて、唆りまくる。
沙夜ちゃんの家で、ご両親と弟は眠っているから2人きり。
沙夜ちゃんはまだ怖がるだろうから我慢。
…我慢できるか?これ。
「こんな感じ…?」
唇を離して、息を乱す沙夜ちゃんはそう尋ねてきた。
こんな感じ?って…可愛すぎんだよ。
こういうの何て言うか知ってる?
生殺しって言うんだよ。
「沙夜ちゃん下手っぴ」
「え…」
「可愛い…」
「どっち…?」
「どっちも」
俺は腰に手を回した。
もう分かってるだろう、俺の状態も、気持ちだって。
その表情が物語っている。
「怖い?」
一言静かにそう尋ねてみた。
沙夜ちゃんは目を伏せて、静かに俺にキスを落とす。
…いいよ、ってことだよね?



