沙夜ちゃんって子はほんとにもう…。
俺、バックハグして耳元に囁いてる所既に見られてるし、添い寝なんかしてる所まで見られたら、どうなることやら…。
おっそろしい子!
「腕疲れた」
呑気!
だぁー!
もう!
俺それどころじゃないのに!
俺は意を決して布団に入る。
しーらないっ。
どうなってもしーらないっ。
なるようになれー!
沙夜ちゃんの香り…。
すーすーと、気持ち良さそうに眠る寝息。
可愛らしい寝顔。
そんなの五感で感じ取ってたら、どんな嫌なことだって忘れる。
真横で、それを感じ取れるなんて尚更そうだ。
俺の、彼氏だけの、特権。
眠た…。
沙夜ちゃんに腕を回して、目を瞑る。



