昼食後は、もうさすがに眠れなくて、沙夜ちゃんに声をかける。
「沙夜ちゃん」
「なに?」
「どこ行くの?」
「え、お手洗い…」
「あ、それはどうぞ行ってらっしゃい」
布団の上に座って、待てども待てども帰ってこない沙夜ちゃんを待つ。
お腹痛いのかな?
具合悪くなった?
トイレに向かうが、もう電気は点いていない。
俺はちょっとパニクった。
こんなことで?とは思った。
でもなんか、すごく不安だった。
慌てて2階に駆け上がる。
ごめんなさいご両親!
許可も無しに!
プレートのかかってないドアと、Yamatoとプレートがかかってるドアと、Sayoとプレートがかかってるドアがある。
Sayoをノックする。
「沙夜ちゃん!」
返事も無いのに開けてしまった。
驚いた顔の沙夜ちゃんと目が合う。
ベッドの上で、だらーんと脚を広げて座ってスマホをいじっているだけ?だった。
俺に気付くと、脚をさっと閉じる。
「何、してるの?沙夜ちゃん」
「SNS見てるけど…絃くんこそどうしたの?」
熱上がったかな、なんでこんな不安なんだ。
「沙夜ちゃん、熱心にSNSなんか見る子だっけ?」
「いやそんなに」
「…なんで、リビング戻ってこないの?」
「特に理由は無いけど」
「じゃあ戻って来てよ」
「うん、じゃあ行こっか?」



