少し怒った。
ナメられちゃ困る。
どれだけ夢中になって追いかけて、沼に嵌って、溺れてるのか、沙夜ちゃんは知らない。
「2人ですることだからさ、沙夜ちゃんがまだ嫌って言うなら俺だって無茶はしないよ。勿論したいけど。少しの壁だって惜しいくらい、沙夜ちゃんと繋がりたいよ、そりゃ。でも違うじゃん、沙夜ちゃんが嫌がるなら」
1度は間違いを犯した、無理矢理手を出そうとした。
もう間違えない。
沙夜ちゃんのペースに合わせる。
俺は沙夜ちゃんを優しく抱き締める。
「どれだけ待たされようと、俺は沙夜ちゃんを手離さない」
「うん」
「沙夜ちゃんも、俺から離れないで」
「誰が離れるもんか」
強く抱き締めてきた。
2人で笑い合う。
あと1ヶ月で、付き合って半年。
絆が強まった気がする。
少しだけ離れて、キスを交わした。



