「お母さん、絃くん38,7℃だって」
「疲れがどっと来たのね。沙夜とはしゃぎすぎたのと、沙夜のこと守らなきゃとか、楽しませなきゃとか、そういうので気を張り詰めてたんじゃない?」
ママさん、本当に初対面ですか…。
あと昨日の寝不足のせいです。
沙夜ちゃんのこと悪く言うつもりはないです。
呼んだのは俺なので。
「どうしよう…かねぇ?家どの辺の子?」
「学校の最寄り駅で、私と反対方面に帰ってる」
「ああ…遠いのね」
話し合っている沙夜ちゃんとママさん。
「ご迷惑おかけして申し訳ないです… 」
「いやいや、人間誰しも体調は崩すからね。気にしないで」
玄関から音が聞こえる。
大和…ではないな。
他に兄弟姉妹?
聞いたことない。
…つまり。
「ただいま」
「おかえりー」
パパさんだああああああああ。
あああああああああ、このタイミングで初対面とか!
あああああああああ!
しかもなんか怖そう…!
そして俺、ソファにふんぞり返ってる。



