激甘な溺愛は警報級


昼食の後は、自由散策。

特にココ行く!と2人で決めていたわけではない。

14時50分に金森赤レンガ倉庫の特定の場所に集合すればいいだけだから、昼食が13時までの予定だったのが、混んでいたのとゆっくり食べていたのとで20分押しているけど、余裕はある。

余裕はあるし!

俺はこの辺の景色やムードのいい場所は調べたし!


「1時間半くらいあるね」

「うん。沙夜ちゃんは、行きたい所ある?」

「あー、まあ有名どころでいえば、函館市旧イギリス領事館…とか?」

「いいじゃん、行こ!」


手を繋いで、函館市旧イギリス領事館へ。


白い壁に、青の窓。

異国情緒があって、沙夜ちゃん好きそう。

整えられた庭園をぐるっと回り、中に入る。


「こんな感じのとこ住みたい?」

「掃除大変そうだね」

「確かに…」


イギリス、ヨーロッパって感じの内装も、見ていて楽しい。


満足するまで見た後は、港を見ながらお散歩。

少し大人っぽい?

函館西波止場にやってくる。

なかなか気持ちがいい。


風で沙夜ちゃんの髪が靡いて、それがどこか大人っぽくてドキッとした。


そして連れて行きたい場所がある。


「じゃん!」

「ん?」

「幸せの鐘っていうんだよ」


同じく元町ベイエリアを班行動で回っている他の班の生徒もちらほらいる。

ロマンチックでしょ!


鳴らしてみることにする。

リンリンと鳴る。


「沙夜ちゃんと、一生幸せでいられますように」

「そんな効果あるのかな」

「あると思えばある!」