激甘な溺愛は警報級


待ち合わせ場所に着き、班行動で旧函館区公会堂へ。


「うわぁ、金ピカピン!」


金と、紫にも紺にも見える色のバイカラーの建物に、沙夜ちゃんはまたウキウキしている。

3日目が1番楽しそうね、沙夜ちゃん。

バルコニーから眺める景色も、なかなか綺麗で写真映えする。

スマホを翳せば、沙夜ちゃんは俺の腕に絡んで、ツーショ撮ってくださいとばかりにニコリとする。


12時過ぎ、お腹空いたねー、となる。


「元々、班行動で昼食の予定でしたけど、どうしますか?この後は15時まで自由行動です。各々昼食を済ませても構いませんが」


と、蒼井さん。


「じゃあ、自由行動にしたい!」


俺はそう言っておいた。

なんとなく、そんな流れになって、早めの自由行動となる。


「何食べようかねー」

「飲食店多すぎて迷う」

「んね」


昼時だから、どこも混んでそう。


「ピザ良くない?」

「ほう、ピザね」


俺の呟きで、ピザになる。

さっきから鶴の一声みたいになってんな。