……。


…。


「ねぇ～美里、この格好でいいかな？」


「急に呼び出されたかと思えば…宮地くんとお勉強ね…。デートじゃないんだからそんなに張り切らなくても」


「いやいや！朝陽の部屋に入るんだよ！？何かあるかもしれないじゃん」


「…そこは分かってるのね」


「そりゃ…元彼は何もしないって言いながら襲ってきたんだもん…」


「なるほどね？まぁ、宮地くんは我慢すると思うよ」


「何で？」


「帆波が大切だからでしょ」


「じゃあ…襲ったら…大切にしてないってこと…？」


「…帆波、襲いたいの？」


「……。」


「ま、帆波からキスするのはアリなんじゃない？」


「やってみる！」


「じゃ、頑張ってね～」


美里とバイバイして約束の時間までメイクしたり髪をセットしたりした。