「舞原さん!」


声をかけられ私の手首は掴まれた。


デジャブ…?


後ろを振り向くと…同じクラスの男の子。


「俺…舞原さんのことが好きです!宮地と付き合ってるのは…分かってる。返事も分かってる…。でも伝えたくて…」


「勇気を出して言ってくれたんだね。ありがとう!」


「あ、うん」


男の子は顔を赤くしてる。


「…帆波に触るな」


「あ、朝陽」


朝陽に後ろから抱きしめられる。


「ごめんなさいいいい」


男の子は去っていった。


「…名前、なんだっけ」