文化祭が終わりカーディガンから冬服を着る季節になった。


「帆波~、あの後どうなった?ヤっちゃった?」


昼ごはんを食べて美里とお喋り中。


「え…?キスしただけだよ」


「えぇぇ!あの帆波の格好を前にしても理性を我慢するなんて…さすが宮地くん…」


「は、恥ずかしいから…この話は終わり!」


「そういば、もうすぐテストだね!テストが終わったら…クリスマス♪はぁ~いい男いないかな~」


「……テスト…!ヤバい!!」


「え?どうしたの?帆波ってそんなに…」


私は美里の声を無視して別館に向かった。


朝陽は絶対頭いいよね。