昼休み


「帆波、頑張ってね」


「美里、ありがとう」


美里はこれから話すことをすでに知ってる。


ご飯を食べたあと一樹と一緒に別館に行った。



別館の2階…


ここでいつも食べてるんだなぁ。



ガラガラ…


「帆波、待ってたよ」


朝陽が優しく笑う。


「一樹は俺の隣にどうぞ」


山下くんが言う。


「はいはい」


「帆波は俺の隣ね」


「うん!」


私は朝陽の隣に小走りで向かった。


「…かわっ…」


「え…?」


かわってなんだろう。


皮?


朝陽はたまに変なこと言う。