「もう平気?」


王子…じゃなくて宮地くんに顔をのぞき込まれる。


「あ!大丈夫だよ!あの…保健室まで運んでくれたんだよね?ありがとう!」


「いや…それはいいけど。舞原さん痩せたよね。もっとちゃんと食べないと」


「大丈夫だよ!まだこんなに脂肪あるし!」


そう言いながら私はスカートの裾をちょっと上げて太ももを見せた。


「なっ…!?見せなくていいって!」


顔を赤くする宮地くん。


「ご、ごめん…」