本気。

昼休み


「なあなあ!一緒に食おうぜ!」


「…嫌」


「帆波がこんな顔するなんて…あんた帆波に何したの?」


美里が一樹に聞く。


「何もしてねぇよ~」


私と美里は一樹のことはお構い無しにご飯を食べた。


「そういや、帆波。あれはどうなったの?俺、何も知らずに引っ越したからさ~」



ガタッ



「え…帆波?どうしたの?」


急に立った私に美里は心配そうな目で見る。