「帆波」


宮地くんの息が耳にかかる。


「…あっ、耳は…ダメ……」


「耳、弱いんだ?じゃあ…食べていい?」


「……っ、…え?」


ハムッ


「んっ……」


「名前……呼んで」


耳を舐められる。


「んあっ…」


「…早く」


さらに激しくなる。


「……っ、も…ダメ……」


「言わないと…辞めないよ?」


今度はもう片方の耳を舐められる。