「宮地くん!?」


なんと、家の前に宮地くんが!


「おはよう」


「お、おはよう…」


「あれ、なんか今日違う」


「…え?」


「髪……いつもよりツヤツヤしてる。肌も綺麗。あ、リップしてる?乾燥するもんね。あとは…爪も綺麗」


「えぇぇぇぇ」


「その髪、いつも巻いてるの?」


「う、うん…。ストレートがいい?」


「巻いてる方が舞原さんの雰囲気に合ってるけど…ストレートも似合うと思う」


「……すごいね。よく気づいたね」


「全部合ってた?見逃してるところないかな…」


宮地くんは私の頭から足までじっくり見つめる。


「や…!恥ずかしいから見ないで…」


私は両手で宮地くんの目を隠す。


「…かわっ……」


「もう~早く行こう?」