俺は舞原さんの手を取って別館へ向かった。


舞原さんは浮気をされて食欲が無くなったらしい。


「じゃあ……俺と付き合う?元彼のことなんてすぐ上書きしてあげる」


本当はちゃんと告白をしたかったけど…恥ずかしくて出来なかった。


「……うん。いいよ」


「え?いいの?」


本当に?


俺の彼女になってくれるの?



「上書き……してくれるんでしょ?」


……上目遣い。


可愛すぎてクラクラする。


「……っ…じゃあ…キス、する?」


「…うん」


舞原さんの唇に俺の唇を重ねた。


甘くとろける顔は…俺のもの。