彼女との出会いは中学3年生の夏休み。


いや、出会いというより俺が認知したって言う方が正しいか。


……。

…。


近くにある大きな公園で夕陽や他の友達とサッカーをして遊んでいた。


「また朝陽に負けたーー」


「俺に勝つのは無理だよ」


「なぁ!あそこのベンチに座ってる子、可愛くね!?」



大きな木の影になってるベンチに2人の女の子が座っていた。


1人は眼鏡をかけていて勉強をしている。


隣におにぎりを食べている女の子。


制服を見るに隣の中学校だ。