……。

…。


「あ、ここだよ」


「ここ…か。…舞原さん、今日はありがとう」


「え!?いや、私の方こそ!家まで送ってくれて…」


「俺が送りたかっただけだから。それじゃあ、また明日」


「あ!待って!」


私は宮地くんの袖を掴んだ。


「どうしたの?」


……。


「朝陽……好き」


……ちゅ


私は背伸びをして宮地くんの頬にキスをした。


「おやすみなさい!」


私は小走りで家に入った。