ガタンゴトン…


「わっ」


電車の揺れにバランスを崩してしまう。


「大丈夫?」


すぐに宮地くんの手が私の腰に回って抱き寄せられる。


は、恥ずかしい…。


「み、宮地くんは…他の子にもするの…?」


恐る恐る聞いてみた。


「舞原さんにしかしないよ」


「なん、で…?」


「…好きだから」


「……へ?」


私は顔を上げて宮地くんを見る。


「……っ。あんまり…見ないで」


耳まで真っ赤になってる。


多分私も真っ赤。