「お待たせ!」


「舞原さん、ちょっと」


「ん?」


グイッと体を引き寄せられて私は宮地くんの腕の中に……。


「俺の彼女だから……何かしたら覚悟しておいてね」


あ…この香り……あの時の…。


「「「…………。」」」


私のクラスは静まり返った。


すーーーーーー。


宮地くんの匂いを思いっきり吸い込んだ。


「ねぇ」


「あ!ごめんっ」


私は宮地くんから離れようとすると……


「可愛すぎ。食べたい」


「へ…?」


再び強い力で抱き寄せられる。