「…良かったぁ。私にもちょうだいっ」


「食べる?」


朝陽は袋からチョコを取り出す。


「…違う、こっち…」


私は朝陽の唇を食べた。


「!?」


朝陽の体がビクッと跳ねる。


「これがしたかったの!賞味期限10分は嘘だよー」


「……。」


朝陽はチョコを口に入れる。


「…お返し」


「…んっ」


唇が重なり朝陽の舌が入る。


「ん…ふぁ…」


…甘い。


チョコの甘さと…朝陽の甘さ。


「ん……あ、さひ…」


「…まだ辞めないよ」


……。


…。