朝陽はモテるからなぁ。


たくさんチョコ貰うのかなぁ。


そんなことを考えていると…


「お前らよく聞け」


朝陽の声だ。


美里と一緒に朝陽のクラスを覗く。




「俺は帆波以外のチョコは受け取らないからな。下駄箱に勝手に入れられても捨てる。ここにいない奴にも言っとけ」


…すごい。


そんなこと言ってくれるんだ。


「帆波~!良かったね!宮地くん、帆波にベタ惚れじゃん!」


「うん。私、頑張る!」