「帆波って何であんなに焦ってたの?勉強出来るじゃん」


「私…学年順位10位台なんだけど…お母さんから「いい加減に1桁取りなさい!じゃないとお小遣い止めるよ!」って言われて…お小遣い止められたら…朝陽とデート出来ないもん…」


「あー…そういうことだったんだ…そっか…あー…」


俺は家を出て散歩をした。


…可愛いこと言うなよ。


お小遣い止められても俺が払うつもりだし、別に何か特別なことしなくても隣にいるだけでいい。


……。


…。


ふぅ、そろそろ戻るか。


帆波も心配してるよな。