静かに蒼い月が昇る頃、ゼラと彼は寄り添い二人きりで部屋にいた。
「ライ様、あたし、幸せです! 」
ゼラは本当に幸せを噛み締めているようで、顔をほころばせている。
それを見た彼はふと、どんな辛いことも笑顔で耐え続け自分の道を探し出て行った弟を思い出した。
この娘もきっと弟のように、自由に生きてこそ。
しかし彼女を自分の身勝手で連れてこさせ、気に入り手放せなくなってしまった。
そのことを謝罪しようと、彼はゼラに向かって跪く。
「……もうお前を逃してやることは出来ない。“王となった私の花嫁”ということは、お前は自由の無いこの城の中で生涯を私と過ごすということなのだ……許せ、ゼラ」
世間知らずの彼女にも分かるよう懸命に言葉を選び説明し、謝罪をする彼。
しかしゼラは良く分からないというように、首を傾げながら彼に問いかける。
「どうして?? 前みたいに、たまにみんなのところに行くのはダメですか? 」
「駄目、というわけではなく、お前の未来……これからは、全て私のそばで過ごさなければならないということだ。そしてこれからは自由に城の外に出かけることは難しいと、そのような意味で……」
彼の言葉を聞いたゼラは少し考え、
「ん〜……ライ様はこれから忙しくなるって言っていたし、一緒にたくさんお出かけ出来なくなるのは寂しいです。でも、大好きなライ様が、あたしを花嫁さんにしてくれるって言ったんだもの! すごくすごく、嬉しいです!! 」
「ライ様、あたし、幸せです! 」
ゼラは本当に幸せを噛み締めているようで、顔をほころばせている。
それを見た彼はふと、どんな辛いことも笑顔で耐え続け自分の道を探し出て行った弟を思い出した。
この娘もきっと弟のように、自由に生きてこそ。
しかし彼女を自分の身勝手で連れてこさせ、気に入り手放せなくなってしまった。
そのことを謝罪しようと、彼はゼラに向かって跪く。
「……もうお前を逃してやることは出来ない。“王となった私の花嫁”ということは、お前は自由の無いこの城の中で生涯を私と過ごすということなのだ……許せ、ゼラ」
世間知らずの彼女にも分かるよう懸命に言葉を選び説明し、謝罪をする彼。
しかしゼラは良く分からないというように、首を傾げながら彼に問いかける。
「どうして?? 前みたいに、たまにみんなのところに行くのはダメですか? 」
「駄目、というわけではなく、お前の未来……これからは、全て私のそばで過ごさなければならないということだ。そしてこれからは自由に城の外に出かけることは難しいと、そのような意味で……」
彼の言葉を聞いたゼラは少し考え、
「ん〜……ライ様はこれから忙しくなるって言っていたし、一緒にたくさんお出かけ出来なくなるのは寂しいです。でも、大好きなライ様が、あたしを花嫁さんにしてくれるって言ったんだもの! すごくすごく、嬉しいです!! 」



