かくして小角族の集落に無事に帰ってきた一行。
今回危険な目に遭ったゼラはというと……
「兵士様はね〜、なんとあの王子様だったんだって! 」
「そ〜なんだ〜!! 」
「すごかったんだよ〜? 悪い貴族様だったのをね、王子様が、貴族様の格好と兵士様の格好して、ババ〜ッとつかまえたんだよ!! 」
「すご〜い!! かぁっこい〜! 」
村に戻ったゼラは子供らの前で、王子の取っていた行動をかなり端的に自慢をする。
「こうやってね、モクモクモク〜……」
ゼラは王子の変身の真似なのか、表情を引き締め格好つけた。
そして黒い霧が出ていたさまを片手をフワフワと動かして表しながら、姿が変わる様子はもう片方の手を、
「バサァ〜!! 」
と言いながら、自分の身体の前で振りかぶってみせた。
「わぁぁ!! 」
娘の語る事を子供らは目を輝かせながら夢中で聞き入っている。
「……お前、恐ろしくは無かったのか?? 」
そばで見ていたさすがの彼も呆気にとられたままそう尋ねると、娘はいつものように呑気な笑顔で返す。
「だって、王子様が助けに来てくれましたから!! みんなに会えなくなるのは嫌だから、嬉しかったです……!! 」
ゼラの真っ直ぐな言葉に、こちらが何だか照れてしまい彼は後ろを向いた。
「……そうか」
「??」
今回危険な目に遭ったゼラはというと……
「兵士様はね〜、なんとあの王子様だったんだって! 」
「そ〜なんだ〜!! 」
「すごかったんだよ〜? 悪い貴族様だったのをね、王子様が、貴族様の格好と兵士様の格好して、ババ〜ッとつかまえたんだよ!! 」
「すご〜い!! かぁっこい〜! 」
村に戻ったゼラは子供らの前で、王子の取っていた行動をかなり端的に自慢をする。
「こうやってね、モクモクモク〜……」
ゼラは王子の変身の真似なのか、表情を引き締め格好つけた。
そして黒い霧が出ていたさまを片手をフワフワと動かして表しながら、姿が変わる様子はもう片方の手を、
「バサァ〜!! 」
と言いながら、自分の身体の前で振りかぶってみせた。
「わぁぁ!! 」
娘の語る事を子供らは目を輝かせながら夢中で聞き入っている。
「……お前、恐ろしくは無かったのか?? 」
そばで見ていたさすがの彼も呆気にとられたままそう尋ねると、娘はいつものように呑気な笑顔で返す。
「だって、王子様が助けに来てくれましたから!! みんなに会えなくなるのは嫌だから、嬉しかったです……!! 」
ゼラの真っ直ぐな言葉に、こちらが何だか照れてしまい彼は後ろを向いた。
「……そうか」
「??」



