フード・デスゲーム


丸い、ころんとした形状の物が三つ並んでいる。

真彩ちゃんが「もしかして…」と言葉を続けた。


「これ…動物のフンじゃないでしょうか…」


「えっ…!?」


目を丸くする私の横で、愛梨ちゃんが「ひぃっ」と小さな叫び声を上げていた。

轟君がしゃがみ込み、真彩ちゃんに声をかける。


「それは確かか…?」


「えと…見たことあります、動物園で。草食動物さんのフンと似てるかなって…ウサギさんとか、シカさんとか」


真彩ちゃんの言葉を聞いて、轟君が皿の上を見た。

そして皿に触らないように指を使い、器用にフンと思わしき物体を半分にする。


「と、轟君…何か分かった…?」


「あぁ…よく見ると、中に植物の繊維みたいな物が含まれてる」


ということは…。

これはフンで確定してしまった…ということ。


「一度動物の腹に入っていた物なら、たぶん食べても毒性はないだろう」


「いや、そういうことじゃなくない~…?」


愛梨ちゃんが背筋を震わせて轟君を見つめている。

我慢して食べれば10ポイント。

だけど排泄物。

…フンだという事実が食欲を失わせていた。