フード・デスゲーム


「高田には少しだけ休んでもらう…先に選んでいいらしいから、皆で決めてくれ」


轟君の言葉に私、真彩ちゃん、愛梨ちゃんが顔を見合わせる。

具合が悪い高田君を差し置いて、先に選んでもいいのかな…?

そんな疑問が頭をよぎる。

ちらりと高田君を盗み見た。

体育座りの状態で口元を押さえている…。

時々目を強く閉じて、吐き気を我慢しているようだ。


「選ばせてもらお…悪いけど、制限時間も気にしないといけないし」


気まずそうに言った愛梨ちゃんに頷く。

そして、テーブルに並んだ食べ物に視線を向けた。


今回の食べ物はボリュームのある物が目立つ印象だった。

3ポイントは板チョコ一枚。

5ポイントはカレーライスと三枚重ねのホットケーキ、鉄板焼きのステーキ。

虫も5ポイントだったけど…あの量で、なおかつ生きているとなると食べるのは精神的に難しいだろう。

そして、今回の10ポイントはティーカップに盛られた味噌と……あと、一つ。


「これって何…?」


愛梨ちゃんが皿に触れないように指を差す。