フード・デスゲーム



「…段々と制限時間も短くなっていますね…」


高田君が不安そうに呟く。

テーブルに集まった全員が同じ顔をしていた。


「…あれ?」


ふと、何か音が聞こえて首をひねる。


「どうした?」


轟君が反応してくれて、私は口を開いた。


「あ、いや…何かカサカサって音がして……」


そのとき、七つのクローシュが開いた。

この音、なんだろう___?

疑問を感じるよりも先にクローシュの一つから何かが飛び出してきた。

そして、それを目撃した高田君が誰より先に悲鳴を上げる。


「っ___!!?うあぁぁぁッ!!?」


高田君の服にくっついたそれは…虫だった。

茶色で、大きくて、そして生きている。


「だ、誰か!僕、虫はだ、ダメなんですっ…!!」


「待って!落ち着いて、高田君…!!」


服も腕もぶんぶんと振り回し、虫を振り払おうとする高田君。

すると、他の箇所からも羽音が聞こえて私は皿の上を見た。