『皆様、次の部屋へ移動を始めてください。これは二度目の警告です』
再び警告がスピーカーから流れた。
気にせず、一人一人、湯木君に最後のお別れをする。
それはまるで簡易的なお葬式のようだった。
長峰君のときには、今以上に気が動転していてできなかったことだ。
「…チャンネル、絶対登録するからね」
声を震わせながら私がそう言ったとき、スピーカーから三度目の警告が流れた。
『皆様、次の部屋へ移動を始めてください。これは最後の警告です、従わない場合、強制的に脱落とみなします』
全員が、言葉を交わすことなく移動を始める。
轟君が先頭を歩き、それに愛梨ちゃんと高田君が続き、その後を私と真彩ちゃんが手を繋いで追いかける。
皆が酷い顔をしていた。
目を腫らして、青ざめて、暗い顔で。
私は今、どんな顔をしているんだろう。



